最近、自分磨きという言葉を使う人が増えてきましたよね。

自分磨きとは自己啓発の一つで、自らの意思によって自分の能力や容姿、内面をブラッシュアップする行為を指す言葉です。自分磨きによって人間性はもちろんのこと、自分の内側から放たれる魅力を高められるといわれています。

自分磨きをすることで、自分の中に知識や技術が身に付きます。また、感性が研ぎ澄まされ、想像・創造といったクリエイティブな力も育っていくでしょう。これは自分磨きの結果です。

さらに、研鑽を重ねることで資格取得や昇給、昇進が手に入ります。また、この人についていきたい、友達や恋人として付き合いたいというような内面に対する人望もついてくるでしょう。こういったポイントは自分磨きに対するメリットになると考えられます。

しかし、メリットを得るための自分磨きは意味がないことに気づくべきかもしれません。計算によって自分磨きをしていると、必ず第三者に見透かされてしまいます。下心があると勘繰られることも否めません。

自分磨きで大切なのは、「こういう人になれるから自分磨きをする」のではなく、「自分磨きを頑張ってなりたい自分を目指す」という意思の持ち方です。

少々ややこしいのですが、メリットを得るために自分磨きをするのはNGです。自分自身の意思(自分軸)で自分磨きを始めた結果、メリットが後からついてきたという考え方にシフトチェンジしましょう。軸が揺らぐ状態で始める自分磨きは、本来の意味での自分磨きとは言えないのです。